大倉陶園プレミアムサロン工程

花暦12ヶ月 2月「春の七草」 製作工程



内藤忠治コレクション

花暦12ヶ月 2月「春の七草」




素材

デザイン制作工程

素材

「花暦12ヶ月」シリーズは、
大倉陶園デザイナー内藤忠治が一貫してデザインを手掛けます。
「2月春の七草」のデザインが生まれるまでの
過程の一部をご紹介致します。





内藤 忠治(ないとう ちゅうじ)

1975年に大倉陶園デザイナーとして入社し、デザイン室長などを経て、現在デザインアドバイザー、大倉陶園アートチャイナペインティングスクール講師を兼任しています。










七草のスケッチをします。7種類の草花を一つの絵柄にどうまとめるかを考えながら原画を描きます。

「『花暦』のテーマに沿って、華やかさを加えるためにそれぞれの花を描くことにしました。」(内藤)




原画の完成です。




貼り見本
実際に見える配置を考慮し、デザインを決定します。

「花束のイメージで、ソーサーには放射状に七草を配置しました。」(内藤)



絵紙の完成です。
この絵紙をもとにペインターが器に描いていきます。




素材

製作工程

素材



まず、カップに漆蒔きを施します。
漆蒔き(うるしまき)とは、漆(現在は合成漆)を接着剤として絵具を均一に定着させる方法です。気候などにも左右されやすい、熟練の経験が必要な技法です。

蒔きの工程①
漆の上に絵具の粉を蒔きます。




蒔きの工程②
筆や綿で綿で軽く擦りながら丹念に染み込ませ、均一にならします。







蒔きの工程③
写真右:絵具を蒔く前の、漆を塗った状態
写真左:絵具を蒔き終わった状態。
この後マスキングを剥がし、絵具の際を綺麗に仕上げ、一度焼成を行います。



カップは漆蒔き後、ソーサーは金彩を施し焼成した後に手描きの工程に入ります。内藤デザイナーの絵紙をもとにペインターが器に描いていきます。




ソーサー手描き工程①
アウトラインを写した後、絵具を筆でのせていきます。




カップ手描き工程①
ソーサーと同じく、アウトラインを写した後、絵具を筆でのせていきます。



1回目の手描きが終わりました。これから焼成を行います。




ソーサー手描き工程②
1回目の焼成の後、再度絵付けを行います。焼成品の色の出方、全体の雰囲気を確認し、さらに描き込んでいきます。



カップ手描き工程②
ソーサーと同じく、さらに描き込んでいきます。





2回目の焼成前
「春の七草」の手描きの工程では2〜3回ほど焼成を行います。


ソーサー1回目焼成前

ソーサー2回目焼成前







カップにも金彩を施し焼成し、「春の七草」の完成となります。






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