「季を彩る －春－」　サービスプレート
〈ご注文後に製作いたします〉　103H／C306-1　　1,100,000円（税込）
最大直径：約28cm　　技法／上絵手描きエンボス

　友禅に表現された幻想的な美しい世界を取り入れた「季を彩る」は、四季の移り変わりを花々と色彩で表現した作品です。
　手描きで精緻に生き生きと描かれた大輪に花開いた牡丹に、満開の桜と藤の花。桜の枝には凛とした姿で春の理想郷を臨むキビタキが。今にもさえずりが聞こえそうです。

「季を彩る －秋－」　サービスプレート
〈ご注文後に製作いたします〉　103H／C306-2　　　1,100,000円（税込）
最大直径：約28cm　　技法／上絵手描きエンボス

　美しいグラデーションを見せ色づく紅葉に、三色の大輪の菊、桔梗、葛、萩。 萩の花と戯れるような躍動感溢れるカワラヒワが愛らしく描かれています。
　「季を彩る」シリーズでは、サービスプレート2枚にそれぞれ春秋を表現いたしました。着物ならではの柄行きをお皿にうつした大胆な構図は、日本らしく雅な佇まいを感じさせます。

「季を彩る」　ミート皿絵替り6枚揃え
〈ご注文後に製作いたします〉　1HU／C306　　　1,650,000円（税込）
直径：約26cm　　技法／上絵手描きエンボス

　6枚のプレートに四季の移ろいを絵替りで表現しました。熟練のペインターによって瑞々しく描かれた花々のもとに、春のプレートにはキビタキ、秋のプレートにはカワラヒワが姿を見せます。季節の凛とした空気感を感じさせる美しい余白は、盛り付けるお料理を引き立てます。

「季を彩る」　ミート皿 　単品 （全6種）
〈ご注文後に製作いたします〉　　　各275,000円（税込）
直径：約26cm　　技法／上絵手描きエンボス

①春 －桜・藤・キビタキ－　1H／C306-1
②春 －牡丹－　1H／C306-2
③春夏 －芍薬と竜胆－　1H／C306-3
④秋 －紅葉－　1H／C306-4
⑤秋 －葛・萩・カワラヒワ－　1H／C306-5
⑥秋冬 －桔梗・水仙・寒牡丹－　1H／C306-6

「季を彩る」　ティーセット
〈ご注文後に製作いたします〉　6MJ／C306　　　3,300,000円（税込）
技法／上絵手描きエンボス

セット内容
カップ＆ソーサー 6客（絵替り）、ケーキ皿 6枚（絵替り）、 ポット・シュガー・クリーマー 各1点

　季節を巡りながら花々が代わる代わる白磁に美しく咲き誇る、6種類の絵替りカップ＆ソーサーとケーキ皿、桜と藤を描いた三つ揃えのセットです。



「季を彩る」　カップ＆ソーサー 　単品 （全6種）
〈ご注文後に製作いたします〉　　　各220,000円（税込）
満水容量：約195cc　ソーサー直径：約15cm　　　技法／上絵手描きエンボス

①春 －桜と藤－　6C／C306-1
②春 －牡丹－　6C／C306-2
③春夏 －芍薬と竜胆－　6C／C306-3
④秋 －紅葉－　6C／C306-4
⑤秋 －葛と萩－　6C／C306-5
⑥秋冬 －桔梗・水仙・寒牡丹－　6C／C306-6



「季を彩る」　ケーキ皿 　単品 （全6種）
〈ご注文後に製作いたします〉　　　各220,000円（税込）
直径：約20.5cm　　　技法／上絵手描きエンボス

①春 －桜と藤－　3H／C306-1
②春 －牡丹－　3H／C306-2
③春夏 －芍薬と竜胆－　3H／C306-3
④秋 －紅葉－　3H／C306-4
⑤秋 －葛と萩－　3H／C306-5
⑥秋冬 －桔梗・水仙・寒牡丹－　3H／C306-6


「季を彩る」　三つ揃え　単品
〈ご注文後に製作いたします〉　　技法／上絵手描きエンボス

ポット　9B／C306
330,000円（税込）
満水容量：約1,100cc　高さ：約14cm

シュガー　10BS／C306
220,000円（税込）
満水容量：約300cc　高さ：約9cm

クリーマー　10BC／C306
165,000円（税込）
満水容量：約280cc　高さ：約9cm



「季を彩る」　酒器
〈ご注文後に製作いたします〉　　技法／上絵手描き金彩

　葛と萩を軽やかに描いた侘びの美意識を感じる風情溢れる酒器セット。大切な方へのおもてなしの席や、秋の夜長の寛ぎのひとときに…。

酒杯 （全2種） 242S／C306-5 A・B
各77,000円（税込）
満水容量：約80cc　口径：約9.5cm

小皿 （全2種） 50CS／C306-5 A・B
各60,500円（税込）
直径：約10.5cm

ちろり 62B／C306
143,000円（税込）
満水容量：約400cc　高さ：約11.5cm（ハンドル含む）



「季を彩る」　花器
〈ご注文後に製作いたします〉　66A／C306-5　　　440,000円（税込）
高さ：約28cm　　技法／上絵手描き

　葛と萩にカワラヒワが情緒豊かに描かれています。秋の風を感じるような日本的な「間」の美しい花器です。秋の訪れを彩るインテリアとしてお楽しみいただけます。

「季を彩る」　陶額

〈ご注文後に製作いたします〉　287S／C306　　　1,650,000円（税込）
額サイズ：約61×約49cm　総重量：約5.1kg
技法／上絵手描き　　限定数／15点

　日本の四季折々の草花や鳥たちの最も美しい瞬間が同時に存在する桃源郷のような雅な世界…。四季の移ろいを1枚の陶板に閉じ込めた珠玉の作品です。
　着物の柄行きならではの大胆な構図に、多種多様な草花の繊細な表情、鳥の羽の表情までを、選りすぐりの熟練ペインターが一筆一筆心を込めて描いた圧巻の陶板は、大倉陶園の作品群の中でも類のない存在感です。

《作品内の花と鳥》
紅葉　桜　牡丹　芍薬　桔梗　水仙　沈丁花　竜胆　立葵　コマドリ




「季を彩る」シリーズ
デザイン誕生まで
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千總の図案家が手掛けた
大倉陶園のためのオリジナルデザイン
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　サービスプレート、陶額は千總専属の図案家が大倉陶園の白磁の形状に合わせ、オリジナルの原画を描き起こしました。鉛筆で下絵を描き、彩色を施す細かな作業です。そのデザイン原画そのものが絵画作品とも言えるほどの美しさです。

〈千總の図案家〉
　明治時代に友禅の図案を刷新した千總。その革新の背景に日本画家の存在があります。千總のためのデザインを生み出した彼らは、千總の図案家たちへの指導にもあたりました。そこから現代まで脈々と受け継がれる美しさを描くことへのこだわりと、時代に合った新たな美しさを生み出す感性を併せ持つ、千總のものづくりの独自性を象徴する存在です。
写真右上から2段目（2点）：千總提供

 
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それぞれの商品を熟知した
二社の企画チームが試行錯誤を重ね完成
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　大倉陶園と千總、互いの企画チームがアイデアを出し合い、デザインのモチーフ、商品の形状や大倉陶園で製作に用いる技法に至るまでの全てを、綿密な話し合いを重ね、デザインの試行錯誤を行い完成しました。

〈サービスプレートの八角形〉
　千總のロゴにあしらわれた千切台にちなみ、サービスプレートには大倉陶園の型から八角形の形状を選びました。

〈エンボスの模様〉
　大倉陶園に受け継がれているエンボスの模様の中から、帯締めに使われる組紐に似た模様を選びました。



「季を彩る」シリーズ
製作工程
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手描きの花々に品格を添える
「エンボス」技法
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　金色の模様を浮き出させる「エンボス」。成形直後の柔らかい成形生地に、ローラーを回転させながら模様を刻み込む、大変に繊細で熟練を要する装飾技法です。その後、模様部分のみ釉薬を施さず本焼きし、金彩を施します。釉薬を施さないことで、くっきりとエンボス模様が浮かび上がり、マットで品のある輝きを見せます。サービスプレートやティーセットに用いた技法です。

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生命の輝き、自然の美しさを白磁に込める
「手描き」技法
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　友禅で表現される美しい花々を、大倉陶園の熟練のペインターが白磁に表現します。花弁や葉の一枚一枚の繊細な表情や色彩を丁寧に描き上げます。花々は薫りまで伝わりそうなほど瑞々しく、鳥は今にも飛び立ちそうに生き生きと表現されています。 　特にサービスプレートや陶額は、着物ならではの大胆な構図で色とりどりの草花を贅沢に描いた、大倉陶園の最高峰と言える作品です。




千總とは
京友禅を芸術へと高めた老舗
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創業から460余年、
時代ごとの美を映し進化を続ける千總
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　千總は1555年に法衣装束商として京都に創業しました。時代の流れとともに織物業は隆盛を極め、千總の屋号「千切屋」一門の暖簾を掲げる分家は百余軒にも及びました。
　明治時代には商いの主軸を友禅染めに移し、友禅染の新時代を築きます。下絵を日本画家に依頼するなど多くの画期的なデザインを生み出しました。その資料や江戸時代からこの時代にかけて収集された小袖のコレクションは、現在の千總デザインの礎となっています。
　贅沢品が規制された昭和の戦時中も伝統技術の保存に努め、戦後には皇室からご調度品の御用命を受けます。
　そして現在、美をひとすじに追い求めて創造する着物はたくさんの人生に寄り添い、特別なひとときを華やかに彩っています。受け継がれた伝統に新たな感性を吹き込み、美と感動的な体験を届けています。

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美しく新鮮なデザイン、
技術と素材へのこだわり
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　絵を描くように繊細で自由な絵模様を可能にする友禅染。中でも千總の京友禅は、自然文様や有職文様などの伝統柄をはんなりとした色彩で表現した、格調高くも洗練されたデザインが特徴です。
　千總のものづくりを支えている、たくさんの職人による手仕事や、絹や染料をはじめとした素材、歴史に育まれてきた文化や美意識など、それらは全て人や自然の営みの中で磨かれてきたものです。それらをただ継承するのでなく、「伝統とは、守ることではなく創ること」という代々の教えのもとに、未来に向けて高め、より良い形で伝えることで千總の“美”を実現しています。

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「季を彩る」シリーズのモデルとなった
千總の着物
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　自然の生き生きとした生命の輝きを一枚の絵画のように描き出した逸品。四季折々の花々が同時に咲き競う桃源郷のような美しい世界が、千總の持てる最高峰の技術を用いて、一枚の着物の中に表現されています。身に纏う人を至高の美に誘う豪華絢爛な訪問着です。

写真4点：千總提供